デング熱について
2014年09月11日
お知らせ 全学
教職員および学生のみなさんへ
デング熱について
山梨大学保健管理センター
9月に入り、山梨県内においても、新たに海外渡航歴のないデング熱患者の発生がみられています。デング熱は、蚊(ヒトスジシマカ等:活動時期は10月下旬まで)を媒介して感染するウイルス疾患で死亡のリスクは低い感染症です。活動時期を考慮すると11月頃には終息することが予測されますが、下記のことに注意し、正しい知識に基づいた冷静な対応をお願いします。
- 感染経路
ヒト(患者)― 蚊 ―ヒト という経路で蚊を媒介して感染しますので、ヒトからヒトに直接感染することはありません。飛沫感染や空気感染はありません。 - 症状
①突然の発熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹等(潜伏期間は3~7日)
②感染しても症状が現れないこともあり、多くの場合は一週間程度で回復します
③まれに重症化して、出血やショック症状を発症するデング出血熱や、デング症候群に移行することがあります。 - 予防法
予防接種や特有の治療薬はありませんので、蚊に刺されないようにすることが重要です。
① 長袖、長ズボンの着用、虫よけスプレー剤等の使用にて、屋内外で蚊に刺されないように注意して下さい。
② 蚊の幼虫の発生源(下水溝、廃タイヤや水桶の水)を作らないようにしてください。
参考
1)厚生労働省デング熱についてhttp://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dengue_fever.html
2) 山梨県 デング熱の国内感染症例について http://www.pref.yamanashi.jp/release/kenko-zsn/2609/kenko-zsn03.html
問い合わせ先
保健管理センター 甲府:055-220-8081 医学部:055-273-9312